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反芻



月曜、火曜は朝から夕方まで6時間、制作。

月曜夜はザ トライブを観にいった。火曜は伊藤研に顔をだした。

はじめは楽しく描いていて、午前11時頃からだんだん「没落」する。より細密画になっていく。

描いているときは快感と集中。無心のようで、すごく色々なことを同時に考えている感じがする。

例えば1つは、描く影の位置について考えてる。しかし考えるより先に手が影を決めてしまう。

それは心地よかった。しかしいかにも「人間の手が考えた場所」をやはり私の手も選んでいる。

それは頭で決めるよりは偶発的なので、この無意識が面白い、という人もいるだろう。

しかしもはや、その無意識にすら予定調和感があると感じる。

どうみても単なる「人間が手で考えてかいたやつ」だから。だからつまらない。

かといって黄金比や数学的な根拠を導くには自分の頭と手は即興性を求めている。

そうなってくると、もっと予想外な描き方を意識するにはキャンバスの木目や光に反応して描いたり

わざと心地悪い影を描いて、そのまわりの余白をどうするか考えたりなどの方向になってくる。

とにかく「手が勝手にきめただけ」を回避する。そうやってできた自分の描いたものを夕方みてて、

軽い嘔吐感があった。理由はよくわからないけど、否が応でも確実な人間味と、

そこから脱したい自分の滑稽さがきちんと絵に描かれているから気持ち悪かったのかもしれない。


© Aiko Yamamoto

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