記憶の海
大学内カリキュラム / 中国美術学院 / 国際講師 / 現代染色 / 展覧会発表

Concept
中国美術学院の授業「Young to Young」の海外講師として、カリキュラム作成、講義、展覧会ディレクションを務めました。講義の前半は、染色技術を通して「記憶」を考える、光の記憶、空気の記憶、大地の記憶、という3つのカリキュラムで構成されています。自身のポートレイト制作からはじまり、共同制作を経て、自分と環境の関係についてを考えます。後半からは、各々の記憶のエピソードを元に、各々が神話の生物を創造します。成果展として、架空の神話同士の関係性を設定していく展覧会「記憶の海」を行いました。
開催概要
内容:大学内での講義と成果展
会期:2020年6月4日ー7月5日
(平日9時ー16時の1ヶ月間集中講義を担当)
場所:中国美術学院 杭州象山艺术公社
海外講師:山本愛子
中国講師:杨可 アシスタント:戴佳林
生徒数:26名



海外から16名の講師が集った"Young to Young - "プロジェクト。

カリキュラム説明会の様子。学生は16名の講師の中から興味のあるカリキュラムを選択します。

カリキュラム1「光の記憶」では、紫外線で染色するサイアノタイプを用いたポートレイトをテーマに制作。

カリキュラム2「空気の記憶」では、空気に触れて酸化して染まる藍染めを学びます。60m長の布をみんなで染めました。

カリキュラム3「大地の記憶」では、植物の色素で染める草木染めを学びます。中国古来の漢方薬などから色を抽出しました。

光、空気、大地、3つの記憶を染色技法を通して学んだあとは、みんなで展覧会「記憶の海」をつくります。

「記憶の海」ということで、水の中を体感するため休日に有志でスキューバ体験もしました。笑
そして、それぞれが架空の神話の生物をデザインし、布を染め、身に纏いました!










展覧会開催式の日にクラスのみんなと記念撮影。とっても楽しい学びと遊び「PLAYSHOP」の日々でした。